《エンタメ・ギフト》実施
シルク・ド・ソレイユの最高傑作人気のエンターテインメント『アレグリア』に4月と5月に児童福祉施設の子供たちとその関係者の皆様をのべ30名をご招待することができた。実績がない私にご尽力をいただいたフジテレビ事業部様、東京善意銀行様には深く感謝いたします。ありがとうございます。
『アレグリア』は6月25日までお台場で上演しています。
ダイハツ アレグリア-新たなる光- 日本公演<オフィシャルサイト>
《招待寄付》
「ダイハツ アレグリア‐新たなる光‐ 日本公演」
2023年4月09日(日) 10名(3施設)
2023年5月14日(日) 10名(1施設)
2023年5月21日(日) 10名(2施設)
実感として思っていること
今は招待券の送付や事務手続きが終わったところで、これから子供たちはショーを観る。ショーのあとで、子どもたちがどんな感想を持つのか、とても私は楽しみです。
今回の活動で私には発見がありました。社会貢献していく寄付活動では支援者へのレポートが必要だ、ということです。それでレポートように支援条件に最初撮影や感想を入れることを勧められて支援条件にいれていたのです。
ところが、思い違いにふと気づきました。『エンタメ・ギフト』を受け取った子どもたちは、現場で写真とか、感想書いてとか、押し付けられたら、ショー素直に楽しめない。私は、そう感じたので、要項を変え、『記録も感想もいらない。ただ観てくれたら、それでいい』と東京善意銀行の担当者に伝え、現場にも行くことをやめました。
私にも直接会ってみたいという気持ちもあります。しかし、そもそも褒めてほしくて始めたわけではないし、ゆっくりと気楽に続けていけばいいじゃないか、と考えています。これからも私は「たったひとりでも、ほんのちょっと笑顔になれたら、なんだかステキでいいよね」と願っています。
これからも続けていきます
今回は予算がなく、招待できた枠は30名でしたが、それに多数の応募がありました。エンターテインメントに興味を持ってくれた子どもがたくさんいました。それは本当に支えになります。こちらが支えるなんておこがましいことは言わないです。しかし、すこしは、お手伝いはできるんじゃないか、そう思います(笑)。
これから支援先(児童福祉施設の子供たち)に招待寄付をしていきたい公演は、ホリプロの『ピーターパン』や、TBSの『アニー』や世田谷パブリックシアターの『カラフル』などは子供が楽しめる演目にご招待をしていきたいと思いますので、支援の活動を続けていきます。そして、まだまだ私自身がどう続けていけば資金が続くのか、まったくわかっていない部分もあるため、そこは、ぜひぜひみなさんのお知恵を借りながら、続けていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
4月下旬にクラウドファンディング開始
2023年4月28日から『READYOR FOR』というクラウドファンディング・サイトで『エンタメ・ギフト』の支援金を募集を開始しました。ぜひこちらをご覧ください。これからもたくさんの子供たちがエンターテインメントと出会えることを願っています。私はお金持ちではありませんので、私個人でたくさんの方の支援をすることはできません。そして、他の仕事もしながら、生活をしながら、地道に活動をしています。
ひとりの1000円の支援金では、子どもをひとりを劇場に観にいってもらうことはできません。クラウドファンディングのよいところは、1000円を寄付していただける方が10人も集まれば、一人分になることです。
ご賛同いただける場合はご支援をお願いします。1,000円からご支援いただけます。
▼
子どもたちにエンターテインメントを届けたい!(クラウドファンディング実施中)
「ごく一部が優遇されている」「それでは意味がない」
そういうご指摘もあるかもしれません。そう思われるお子さんがいる方はぜひご自身の子供を劇場に連れていってくださると嬉しいです。夏の『カラフル』は、一般S席9,500円ですが、高校生以下のお子さんは1,000円です。お得な親子チケットもあります。親子ペアは9,500円です。大人1名と同じ金額です。
さて、今回の『アレグリア』の招待寄付では、抽選で応募したけれども、外れた子どもたちもいます。その子たちに見てもらうためにはどうしたら、よいか、ひとつのアイディアが『クラウドファンディング』でした。勿論、当選した子どもたちは初めてショーを観て、わくわく、どきどきを体験しました。ある施設の職員の方から、そういう嬉しいお手紙をいただきました。私には、子どもがいませんので、『訪問らくご』では、先輩方に御奉公させていただき、『エンタメ・ギフト』では、子どもたちに笑顔を贈り届けていきます。子どもたちにエンターテインメントを届けたい!(Shibahama 2023/04/26 公開) - クラウドファンディング READYFOR
観劇やショーを観たあとに・・・
観劇に行かれた方で、もしショーが楽しかったら、この記事をシェアしてくれたら嬉しいです。私もあなたも今は経済的には苦しいかもしれない。だからどなたかご支援をできる誰かに、このメッセージが届くようにどんどんシェアをしていただけたら、嬉しいです。みなさま、観てくれて、ありがとうございました。
「自分探し」から「自分創り」へ
私は自営業の人間です。独立してから、人にお会いするとよく尋ねられるのです。
「田中さん、何やってんですか?」
「え、っと…、えっと‥‥子どもたちを、あ・・・、みんなを笑顔にしています」
相手は困惑して苦笑いを浮かべて言う。
「ステキなお仕事ですね」
私は内心言い過ぎたと思い、付け加える。
「と言えるように努力しています」
「もう一言、付け加えたら、いいんじゃないですか」
相手の方は笑顔で続ける。
「《関わった人みんなを》、そう言えばいいんじゃないですか」
今はとても小さな活動です。これを続けていくことで何かが見えてくる。
それは、私が出会った"答え”のようなものでした。
<自分探し>から<自分創り>へ
これからの時代は、「理想と現実」という概念よりも《自分創り》が大切になってきます。《自分探し》から《自分創り》の時代になっています。
子どもたちは、《親》や《先生》《時代》や《環境》に創られている《自分》に気づいています。そして、自分自身がどういう《自分》になりたいか、どうしたらストレスなく過ごせるか、生きづらくなく、好きでいられるか。考えている時代です。
《親》や周囲の期待ではなく、《自分》で《自分を創る》という概念を持っている人が今後も増えていくでしょう。大人は、子どもが自分を素敵に思える《自分の姿》を《他人》に隠さずに生きていける空間を創って、維持し、整えていくことが仕事になってきます。
そして、これから10年後、20年後には、『アレグリア-新たな光-』を観てくれた小学生たちが次の社会を創っていく《大人》になります。その中に、たったひとりでも、エンターテインメントを観てくれた子がいたら、《エンターテインメント》も生き残っていきます。
変化は少しずつ身体にいれていく
そうそう、話は変わりますが、以前、ダンスをやる前のストレッチで身体が急に軽くなり、すごく体調がいいのだだけれども、良すぎるために違和感がでたことがありました。身体がすごく使いやすくなったのだけれども、使い方がわからなくて、戸惑っていた時期です。ストレッチをやってくれた先生に『急に変えるな、混乱する』と怒って困らせてしまいました。
その経験から、もし一夜にして、社会をとても便利にして、快適にしたら、今までの環境に満足していた人や重力を感じていた人にも私と同じことが起こるかもしれないと思ったのです。『急に変えるな、混乱する』と、私が感じたように思う人もいるでしょう。しかし《快適》で《便利》になり、気持ちも前向きになってくるのであれば、次第に慣れていきます。その時代には、《自分らしく》という《個性》ではなく、そんなこと考えることもなく、勝手にでてきてしまうものが《個性》で、取捨選択をしていきながら、残ってしまうものが《個性》ということになっていきます。そして、これからは、『急に変えても、混乱するな』と言われる時代になってくるのでしょう(笑)。