ほんの一瞬、笑顔にしたい
2023年2月後半から、『エンタメ・ギフト』と名付けたプロジェクトを開始した。Covid-19の影響で、エンターテインメント業界は2020年の後半から壊滅的な打撃を受けた。そして、2023年5月から本格的に復活していく。
私はこの3年近く、介護・福祉の業界を学ばせていただいた。今も関わりがあるし、これからも関わっていくと今は思う。恵まれた方々は、ご自身やご家族のチカラでエンタメやアートを楽しまれている。しかし経済的な理由で、1万円のチケットを子供に買うよりも、1週間の御飯を充実させたい、という親もいるだろう。もしかしたら、もっと私たちが必要とされる居場所があるかもしれない。そう思って行動を始めた。
*本文中の個人・団体への敬称を省略している場合があります。ご了承ください。
【エンタメ・ギフト】とは?
『エンタメ・ギフト』とは福祉や介護に関わる団体を通じて、支援の必要な方へ、エンタメの体験機会を贈る活動および対象商品のことです。
エンタメ業界と福祉や介護業界をつなぎたい。その想いがまず先にあり、その後、どのように結び付けて、経済的に循環をできるようにするか、と思案している。
企業や個人から支援を受けられることで、循環ができてくる。今は支援してくれる団体や個人、そして継続的に活動できるために必要な要素を創っている。
試行錯誤がつづく
まず、私は「世田谷区社会福祉協議会」へ連絡し、そこで、「5月以降に本格的に活動再開していくにあたり、必要としている方々へエンタメを届けたい」相談した。すると打ち合わせをしてくれた担当者のおふたりから『東京善意銀行』を紹介していただいた。まず都内で活動するのであれば、この『東京善意銀行』に相談していくことがよいとアドバイスを受けた。私はお礼を伝え、すぐに『東京善意銀行』の窓口に連絡を行い、アポイントをとった。
数日後に神保町の付近にある『東京善意銀行』のご担当者とお会いして、『エンタメ・ギフト』の相談をした。『東京善意銀行』には、すでに「招待寄付」という《しくみ》があり、その《しくみ》を活用して『エンタメ・ギフト』を実施していくとスムーズに展開できるのではないか、と提案される。
そして、まず最初の一歩として、フジテレビ『ダイハツアレグリアー新たなる光ー』の公演チケットで、『エンタメ・ギフト』の第一弾をこの『招待寄付』を活用して《Shibahama》の活動として、やっていくことにした。
活動詳細はこれからクローズの場で告知を行い、適時公開と報告をworkやnote.やblogなどで行っていく。
4月9日(日)お台場ビッグトップ(3/26up!)
2023年4月9日(日)お台場ビッグトップ。支援していただける個人の方からの資金でなんとか『アレグリア』に子ども6名、大人4名をご招待できた。シニアの方々からお気持ちをいただき、Shibahamaの活動への支援にも繋がっています。
これはとてもありがたいです。
応募が多数集まり、募集人員を超えた。これは嬉しい事であるが、観たいのに観れない子がいることはチカラ不足を感じる。ただ、これはこれで良いのだ、と考えています。劇場のキャパには定員があり、人気の演目は有料でも先着や抽選で決まる。
今回、この募集がなければ、エンタメのことや『アレグリア』を頭の中に入れていなかった子が『アレグリア』に行きたいと応募をしてくれた。今は全員を招待できない。ごめん。チカラないな、と言われたら、その通り。それでも、いつか、そう遠くない時期に今回、応募してくれた子たちのその願いは叶えてあげるのが、筋だ、と思う。それを叶えても文句は言われないだろう。
これからも誠実に子どもたちとエンタメをつなげていき、その子たちと、将来、またエンタメの現場で会えたらいいな、と夢を見ています。