- 施設訪問型のエンタメ・ギフト
- 東京都内の落語団体
- 介護施設への訪問ギフト
- ベットの上の天井を見つめる
- だから『訪問ギフト』
- プロジェクトの実施展開スケジュール
- 初回の実施予算規模
- 継続のために必要なアドバイスを求む
- 今後の展開について
施設訪問型のエンタメ・ギフト
「エンタメ・ギフトーアレグリア編ー」がひと段落して、現在は介護施設(特別養護老人ホーム*以下『特養』)を訪問をするエンタメ・ギフトを企画・調整・推進をしております。
今回も《東京善意銀行》様にお世話になっております。実施内容は、東京都内の《特養》を落語家さんが訪問。お楽しみ落語会を開催する、というプロジェクトです。現在の段階で《特養》6施設様からご応募をいただきました。(2023.05.09更新)
実施時期は2023年9月~10月の開催をめざしています。
施設へお伺いする落語家さんたちは、これからブッキングをしていきます。現在は内々でのご相談を東京の落語会の各団体のご担当者様とさせていただいております。
東京都内の落語団体
東京の落語団体について、ご存じの方は多いと思いますが、
一般社団法人落語協会、公益社団法人落語芸術協会、五代目円楽一門会、落語立川流一門会の4団体がございます。
それぞれ寄席やホール落語を行っております。
(寄席の参考資料 演芸場紹介|落語芸術協会 (geikyo.com) )
『笑点』でおなじみの林家 木久扇師匠、林家たい平師匠をはじめ、人気と実力を兼ね備えた『真打』が多数在籍しています。
【定席の寄席】 鈴本演芸場/浅草演芸ホール
春風亭昇太師匠が会長を務める団体。伝統と革新を続けて進化しています。
真打はもちろん、あらゆる名人が多数在籍!
【定席の寄席】 新宿末廣亭/池袋演芸場/お江戸上野広小路亭
現在の会長は、三遊亭圓橘。おなじみの三遊亭好楽、
実力派の兼好、若手に王楽やとむらが活躍している。
【定席の寄席】 お江戸両国亭
家元は立川談志。志の輔、談春、志らく、談笑を筆頭に人気落語家を多く輩出。
現在は、さらにその弟子の晴の輔、志ら乃らも真打として活躍。
ホール落語を世に広めて、『落語会』という文化を創った功績は大きい。
【定席の寄席】 お江戸広小路亭
介護施設への訪問ギフト
今回の訪問ギフトの発端は、コロナ禍で私が介護老人保健施設(老健)で働いていた時に、利用者さんとの会話で、「エンタメが再開したら、楽しいことやってよね」と話をしていたことがきっかけです。「私の素人芸よりも、プロの人はすごいんだから」と利用者さんとも話をしていたら、「昔は観に行ったのよ」「また行きたいわね」と期待感が高まっていました。施設に入所されていても、コロナ禍の前はいろいろなお楽しみ会のような催しモノもあったそうです。
この企画は医療系のワークショップやリハビリとは異なります。エンタメのアウトリーチ活動として、施設に行き、エンターテインメントに親しんでいただくプロジェクトです。何かのために「観る」ではなく、ただ「観て、楽しんで」それでよいのです。もし長時間がつらいときは退席していただいて大丈夫です。静かにしていなくても大丈夫です。こんなことを劇場でやっているのだなぁ、と思っていただけたら、嬉しいです。
ベットの上の天井を見つめる
ベットの上で白い天井を見ている。あれは本当にでした。利用者のみなさんは、達観されているので、人生を振り返るような感じではなく、人生への後悔はなく、たんたんと受け入れておられました。そして、「これがいよいよ最後の役回りかね」という感じで、施設の中で、今まで通りに人生を楽しんでおりました。私の関わったみなさんは、毎日、楽しく過ごしておりました。
出会いは施設の中だけですので、OT(作業療法士)やPT(理学療法士)、介護福祉士や介護職(国家資格を持っていない介護職)の方々以外にはなかなか会うことはありません。それに家族がいない場合もありますし、息子や娘が会いに来ても、共通の話は思い出話かテレビの話になります。それでも、話があればまだいいほうで、認知症扱いされて、まとめな話をしてくれないご家族の場合もあります。
だから『訪問ギフト』
そこで、私は『施設訪問型の催事』を開催して、家族や職員の方々も一緒に楽しんでもらい、みんなの共通の話題になるといいなぁ、と思ったのです。
落語会のあとで、
『あの落語、おもしろかったね』
『あの前座さん、売れるかしらねぇ』
『やはり師匠はおもしろいわねぇ』
などなど食事のときやご家族に電話をしたときにふと会話で思い出していただけたら、企画の主催者としては開催してよかった、と思います。
《具体的なイメージ》
この「施設訪問型の落語会」は、特養などの収容人数が比較的大きな施設にある食堂やレクレーションのスペースで行います。
介護業界以外の方にはなじみのない《特養》ですが、この《特養》は《看取り》を含めた介護を行う施設です。《看取り》とは介護職にとってはつらい経験になります。介護職歴が長い人程、この《看取り》を経験します。
利用者さんといくら仕事のつきあいと割り切って、徹していても、死別という別れはつらいのです。そして、特養は他の介護施設やサービスの形態よりも圧倒的に《看取り》が多いのです。
(※参考資料 介護福祉士の概要について |厚生労働省 (mhlw.go.jp))
プロジェクトの実施展開スケジュール
今後の《施設訪問型の落語会》流れとしては、まず東京善意銀行様を通じて、ご応募いただいた《特養》の施設に私が伺い、それぞれのご要望を伺いながら、条件を整えていきます。その上で、各団体の皆様と条件や各施設のテーマを打ち合わせをしまして、当日のたのしい「落語会」となります。
この企画は施設側の負担はなく、支援者に支えていただく企画になっております。もちろん自己資金も出していきますが、足りません。
そこで、いよいよ! スポンサー企業の皆様を募集します!
同時にレディフォーなどによるクラウドファンディングも立ち上げていきます。
ぜひ活動へのご支援をお願いいたしたく思います。
初回の実施予算規模
初回費用は今後の施設や団体様とのお打ち合わせ内容にもより変動しますが、ざっくり、初回は1企画につき、50万円(税別)(出演・移動・調整等含むグロスです。落語家さんの手取りではありません。ご承知おきください)で想定しています。
この《エンタメ・ギフト》の話を世田谷区の社会福祉協議会のご担当者様にご相談したときに一様に皆様に『良い試みである』と言っていただきました。
それはこの《エンタメ・ギフト》のしくみが、支援の構図が三者間で構成しているため、持続可能な取り組みにできるしくみだからです。
(現在、介護施設の訪問をボランティアで活動している方々を否定するものでは一切ありません。むしろ、持続可能にしていくしくみを創りたいのです。年1回のお楽しみが年2回や3回になったら、嬉しいし、お互いに現場を知ることで、『何ができるかを知る』ことができると私は思います。 実際に現場に入ると、あれ、うまくいかなった、と思うこともあります。ホールの高座で爆笑をとれる落語家さんも、もしかしたら、やりづらいこともあるかもしれない。でも、そこはちゃんと笑いをとれるプロの技を楽しんでほしいです。市民の草野球に、メジャーリガ―を招待して、一緒に野球できたら、私は楽しいし、嬉しいです。技術をどんどん盗めるし、ふれあいタイムで質問したら、コツを教えてくれるかもしれない(笑)。
継続のために必要なアドバイスを求む
たとえば、私が自己資金だけで活動をしていたら、いつかは資金はなくなります。そうすると活動が続けられないのです。そこに気づいたので、ぜひ手をとりあって、《持続可能なしくみ》を創っていくことに力を貸していただきたいのです。
そして、良いしくみは真似していただいてよいですし、こちらの改善箇所はご指摘いただき、改善していく、そのサイクルがまわっていくことで、このプロジェクトはまわっていきます。(私は初めてのプロジェクトという意味にはこだわっていません)
《初回の実施のための目標金額》
50万円×4施設=200万円(税別)
これは個人的なお願いです。継続的にこの活動をしていくことで、《特養》で天井を見て暮らすことが減っていくと嬉しいです。今回は、落語やエンタメを施設にお届けしていきますが、本当はホールや寄席にも来てほしいのです。
でもね、「来てよ、来てよ」って言っても来てくれないなら、「じゃあ、行っちゃおうか」ってなもんで、施設へ訪問していきます(笑)。
初回特典のプレゼントがご当選された施設のみなさまは、ぜひお楽しみください。
今後の展開について
今回は初回特典として、活動を実施しています。このとりくみが良い場合は、継続的に今後も続けていくために収益をあげていく必要があります。
収益化については、手探りですので、よいアイディアがあれば、どんどん試してきます。ぜひご教示いただけますと幸いです。
このプロジェクトのスポンサーになってもよいという方はぜひお問合せのフォームからご連絡をいただけると嬉しいです。
エンタメ・ギフトのしくみはこちらをご覧ください。
適時、修正と追記をして、アップデートしていきます。
このプロジェクトへの応援をよろしくお願いします!